不定愁訴と漢方
- 備忘録 東洋医学
- 7月16日
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不定愁訴とは、全身倦怠感やめまい、頭痛、動悸、下痢など、訴えは苦痛を伴い多彩でありながら客観的所見に乏しく、消長しやすい身体的愁訴をいいます。しかし東洋医学の立場では「不定愁訴」という考え方はなく、病んでいる患者さんがいるだけです。多彩な症状はその人の状態をあらわす大切な信号であり、それをえり好みせず、先入観をもたず、ありのままに受け取ることが治療の出発点となります。本稿では気血水の弁証から不定愁訴をとらえ、産後の血虚・血瘀の症例、アトピー性皮膚炎の男児、月経不順の症例などを通して、漢方を学ぶことのほんとうの価値が、新しい処方を覚えること以上に、患者さんの訴えをどう受け取るか、その受け取り方そのものにあることをお伝えします。

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