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玄参土鼈甲の加味が奏功した慢性膵炎の一例

  • 執筆者の写真: 備忘録 東洋医学
    備忘録 東洋医学
  • 6月7日
  • 読了時間: 1分

西洋医学も漢方エキスも歯が立たなかった膵炎が、二味の加味で動き出した。西洋医学的治療および漢方エキス剤による治療ともに無効の難治性慢性膵炎に、土鼈甲・玄参を加味した漢方治療をおこない、病状の回復をみた47歳男性の一例を報告します。症例は慢性膵炎の診断で大学病院通院中、この6ヶ月で体重が20kg減少しています。心下部と背中に慢性的な鈍痛と発作的な刺すような痛みがあり、往来寒熱も認めました。大柴胡湯合四逆散をベースに処方し、腹診で心下部に深部硬結がみられることから深部の熱と痃癖と捉え、玄参・土鼈甲を加味したところ腹の深いところの固まり感がなくなると同時に症状の改善が得られました。腹の奥に居座る“固まり”——溶かす鍵は、玄参と土鼈甲にあった。

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