Static Metabolism Syndrome(SMS)の一例
- 備忘録 東洋医学
- 7月16日
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メタボリックシンドロームを呈する患者さんにに、四肢の関節周囲や体幹の難治性の痛みを伴う症例を経験しました。本稿ではこの病態を「Static Metabolism Syndrome(SMS)」と名づけ、湿熱を伴う痰飲病ととらえて治療した一結果、良好は経過をたどったので報告します。
この病名は、病名がそのまま治療の方向を示す「診断即治療」の発想に基づいています。代謝が静止(static)しているのなら、治療の本質は「動く」ことにある——その展望を病名そのものに込めました。
症例は20歳の男性です。過食と運動不足を背景に体重が急増し、熱で悪化し冷やすと和らぐ発赤・腫脹・疼痛が多発しました。西洋医学では二年間奏効しませんでしたが、和食・毎日40分の歩行・早めの就寝という「自分で治す」養生契約と、竜胆瀉肝湯・越婢加朮湯・防風通聖散・黄連解毒湯により、体重・引きこもり・疼痛のいずれも顕著に改善しました。

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