更年期症候群における加味逍遙散と苓桂朮甘湯の併用について
- 備忘録 東洋医学
- 6月7日
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効く処方が、冷えを連れてくる——その矛盾をもう一手で解く。更年期症候群に対する加味逍遙散と苓桂朮甘湯の併用について紹介します。加味逍遙散は、更年期の女性に多いのぼせ、ほてり、イライラなどの症状に頻用される処方です。しかし、寒性の生薬を含むため、冷えを伴う体質の方に用いると、かえって冷えが強まることがあります。本来であれば逍遙散が適していますが、エキス剤は市販されていないため、加味逍遙散に苓桂朮甘湯を併用することで逍遙散の代用として運用しています。苓桂朮甘湯は温性の処方であり、桂皮の温陽作用によって冷えを改善し、痰飲による動悸やめまいにも効果を発揮します。この併用は、冷えとイライラが同時に存在するような複雑な病証に対して有用かつ実践的な治療選択肢です。冷えとイライラが同居する体に、温と疏のコンビが効く。

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