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漢方治療が奏功した難治性乾癬の一例

  • 執筆者の写真: 備忘録 東洋医学
    備忘録 東洋医学
  • 6月7日
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30年、何を塗っても鎮まらなかった乾癬が、“熱毒を出す”発想で動き出した。30年にわたり尋常性乾癬に悩まされ、さまざまな西洋医学的治療が奏功しなかった73歳男性に対して、漢方煎じ薬を用いることで著明な改善が得られた症例を報告します。弁証としては「血虚血熱」に加えて「陰血不足」「瘀血」「熱毒」の複合病態と捉え、治療には温清飲に駆瘀血薬と清熱解毒薬を加え、さらに増液承気湯を併用しました。玄参を中心とした滋陰清熱薬と少量の承気湯類を加えることで、陰液を損なわずに停滞した熱毒を排出させるという意図をもって構成されました。治療開始2ヶ月で自覚症状は軽快し、5ヶ月後には掻痒感のほぼ完全な消失と皮膚病変の明確な改善が認められました。陰を守りながら毒を出す——攻めと守りの両立が、30年の停滞を破った。

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