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痰飲頭痛について

  • 執筆者の写真: 備忘録 東洋医学
    備忘録 東洋医学
  • 6月7日
  • 読了時間: 1分

その頭痛、原因は“水”かもしれない。習慣性頭痛の病因のひとつに痰飲頭痛があります。痰飲とは体内の水分代謝が失調し、水液が停滞することで生じる病態です。現代におけるメタボリックシンドロームも東洋医学的には痰飲病に相当し、原因不明の頭痛などと関連します。症例1は34歳男性で竜胆瀉肝湯と通導散の加減投与により4週間で頭痛と随伴症状が消失しました。症例2は39歳男性で黄連解毒湯、防風通聖散で症状が改善しました。症例3は14歳の少年で半夏白朮天麻湯と五苓散などを処方することで症状が軽快しました。いずれの症例も、共通するのは「停滞した水(痰飲)を動かし、こもった熱をさばく」という一手であり、それが頭痛改善の転機となった。東洋医学の痰飲の概念を学ぶことによって、新しい頭痛の病因病機と治療戦略が生まれます。メタボも、長引く頭痛も——東洋医学では同じ“痰飲”の物語だ。

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