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第3回腹証奇覧、奇覧翼を読む 桂枝去芍薬湯他

  • 執筆者の写真: 備忘録 東洋医学
    備忘録 東洋医学
  • 6月20日
  • 読了時間: 2分

更新日:11月9日

腹証奇覧・奇覧翼

今回の処方

桂枝去芍薬湯、桂枝枳実生姜湯、桂枝去芍薬加皀莢湯、桂枝去芍薬蜀漆竜骨牡蛎湯、桂枝甘草湯、桂枝甘草竜骨牡蛎湯、桂枝加竜骨牡蠣湯、小青竜湯、麻黄湯、大青竜湯


今回は桂枝湯から芍薬を抜いた桂枝去芍薬湯からはじまり、桂枝と甘草の組み合わせが急性の動悸を治すことを学び、さらに桂枝加龍骨牡蛎湯になると、動悸と同時に腎気の衰えによる精神不安にも作用することを学びます。共通する所見は胸満であり、腹証といいながら胸の所見が中心となります。また交感神経の緊張により胸腹部の動悸の所見がみられます。

次に、強い発汗作用、交感神経作動薬である麻黄を含む処方について学びます

花粉症に多用される小青竜湯は麻黄を含む処方でありながら、まるまる桂枝湯が入っています。また麻黄は発汗作用だけでなく利水作用をもっていることも確認します。インフルエンザに対しても用いられる麻黄湯は強い発汗作用を持つ麻黄剤の代表です。さらに発熱や煩燥の強いものには10g以上の麻黄と石膏を組み合わせた大青龍湯が用いられます。大青竜湯は麻黄の量が多いので脱汗して血圧低下となる危険がありますが石膏を組み合わせると体表の過度の熱を冷ますと同時に水を膀胱にも導き脱汗を防ぐことになります。それでも麻黄の過剰はエフェドリンの過剰となり、高齢者には特に注意して使う必要があることを付け加えておきます。


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