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第4回土方中医入門 心小腸 

  • 執筆者の写真: 備忘録 東洋医学
    備忘録 東洋医学
  • 10月9日
  • 読了時間: 2分

更新日:11月9日

中医学入門

今回は臓腑弁証の心についての講義です。心は神を主るというように、人の精神すなわち意識や恣意活動を主り、また心は血脈を主るというように、心臓の拍動のポンプ作用により、血液を全身の管緩を通して全身に運びます。心血が充実し、心気が正常に流れると意識清明で思考、反応速度は正常で精力充実しています。心が正しく作動しないと、焦燥感、驚作、浅眠、多夢となり、重症化すると昏睡、混迷、痴呆、狂騒に至るようになります。

 心の病症として、心気虚、心陽虚では心の推動作用が低下して、一般の気虚の症状とどもに動悸、息切れ、淡白舌を呈し、甚だしければ心不全に至ります。更に寒湿、瘀血、痰濁の合併が多いことに注意が必要です、心血虚では、心血不足のため、めまい、動悸、健忘などを生じ、心陰虚では五心煩熱、煩燥(そわそわして落ち着かない)、不眠、舌尖紅、盗汗などが現れます。また心火が盛んになると心の火が腎に下降して腎陽を助けることができず、腎の水が上昇して心を冷却することができなくなる心腎不交という病態になり、煩悶、怔忡不安、不眠などの症状をおこします。これは神経症や更年期、慢性虚弱な病人さんにみられます。   また心の裏としての小腸は受盛、化物のはたらき、すなわち胃から初期消化された飲食物を受け取り、さらに変化させて、泌別清濁、さすなわち消化を進めて清なるものを脾に帰して上輸し、濁なるものを膀胱に導き尿として排出させる働きをします。また小腸は尿路に心の熱を落とすことで心の清明を守る働きをしています。(文責 峯尚志)

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