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血府逐瘀湯加水蛭の使用経験

  • 執筆者の写真: 備忘録 東洋医学
    備忘録 東洋医学
  • 6月7日
  • 読了時間: 1分

黒ずみ、ごわつく肌——居座る“古い血”を動かす一手。アトピー性皮膚炎の慢性化によって生じた苔癬化病変に対して、血府逐瘀湯に水蛭を加味して症状が劇的に改善した経験を得たので報告します。慢性皮膚疾患において、瘀血の視点を持つことは極めて重要です。血府逐瘀湯は元来、瘀血を改善し気血を巡らせる処方であり、皮膚のざらつきや色調の沈着に対しても一定の改善効果が期待されます。そこに水蛭を加えることで、陳旧性の瘀血を動かす力がさらに高まり、血流や皮膚の代謝が促進された結果、皮膚の黒ずみが薄れ、柔らかい皮膚に変化しました。動物性生薬は古来より「死んだ血」を動かすものとして活用され、現代的には炎症性サイトカインの調整や免疫反応の緩和にも寄与する可能性が示唆されています。“死んだ血”が動けば、肌はやわらかさを取り戻す。

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